レガシーシステム再構築の選択肢の一つ『マイグレーション』に関するセミナーや展示会などシステムズのイベントをご案内。

DX時代のマイグレーションセミナー開催中

 

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セミナーレポート

あなたの会社の古いシステム、なんとかしませんか?

~ システム刷新から考えるDX化への道筋とバリエーション ~

あなたの会社の古いシステム、なんとかしませんか?~ システム刷新から考えるDX化への道筋とバリエーション ~WEBセミナー

システムズは、4月20日(水)にWebセミナー「あなたの会社の古いシステム、なんとかしませんか? ~ システム刷新から考えるDX化への道筋とバリエーション ~」を開催しました。ご好評をいただいているグレープシティ株式会社との共同セミナー、今回も多くの申し込みをいただきました。3回目の開催となる今回は、DXの足かせとなっているレガシーシステムからの脱却への道筋、ならびに様々なライブラリを組み合わせることで実現するシステム移行のメリットについて解説しました。

板倉利幸
当社の板倉利幸

セミナー開始に先立って、当社のビジネスプロモーション部 部長 マイグレーション エバンジェリストの板倉利幸から、30年近くの実績を持ち20を超える国内外特許を持つマイグレーションビジネスと、それを中核とした導入コンサルティングから運用保守・維持改善サービスまでの事業について簡単に紹介させていただきました。

システムズのトータルマイグレーションサービス

続いて、司会・進行役を務めた当社の白河なおみから、社内のレガシーシステムの状況について本日の受講者にリアルタイムアンケートを実施しました。「一部領域のみ、レガシーシステムは残っている」(25%)、「半分程度がレガシーシステムである」(25%)、「ほとんどがレガシーシステムである」(19%)という結果で、多くの企業でレガシーシステムが残っている状態が浮き彫りになりました。

レガシーシステムの状況について本日の受講者にリアルタイムアンケート

最初のセッションは、当社の板倉が、「現行ITの最大活用で実現するシステム DX 化の道筋 ~古いシステムの整理・可視化・診断から始める Ready to DX ~DX推進を加速するために避けられないレガシー問題解決の道筋~」という演題で行いました。板倉は、「TVなどでもDXという言葉を耳にするようになってきた。ただ、DXに取り組みたくても現状のシステムをストップするわけにもいかない。当社にも、思うように進まない企業から様々な相談が寄せられている」とし、経済産業省のDXレポートにレガシーシステム刷新の進め方が記載されている、と話しました。

ここで、受講者にリアルタイムアンケートを実施しました。DXレポートとレポート2を読んだことがあるかどうかの質問に対し、約7割の受講者が「まだ読んでいない」と回答しました。

DXレポートとレポート2を読んだことがあるかどうかのリアルタイムアンケート

“デジタル技術を取り入れた新しいビジネスモデルの創出”と期待されるDXですが、7割の企業がレガシーシステムをDXの足かせだと感じています。板倉は、「ブラックボックス化したシステムの改修は容易ではない」とし、いかに技術的負債を解消していくのかについて、(1) 既存システムの全体像を把握する、(2) 未稼働資産や利用頻度の低いシステムの廃棄などで既存システムのスリム化を図る、(3) ロードマップ(次期IT計画)の策定の3つのポイントを挙げ、それそれについて解説しました。また、現状可視化から次期IT計画立案に従って段階的に廃棄・刷新をし、既存システム連携や外部サービス活用などを行いながらDX実践フェーズに繋げていく全体の流れについても説明しました。

システム刷新の進め方

この後、板倉は、アプリケーションの移行手法についても解説しました。Microsoft製品のライフサイクルやメインストリームサポートと延長サポートなどについて紹介した後、「サポート終了以降も使って問題はないだろうと考えて使い続けている企業は意外と多い。しかし、古い環境が狙われて甚大な被害を受けた企業から相談があるなど、企業にとってのリスクは大きく、早めに対策を講じることが重要だ」と強調しました。

当社への相談の中で最も多いのがVB6.0のアプリ移行だと話した板倉は、VB6から.Net 2019へのアップグレードについて解説しました。また、「バージョンアップ自体は簡単に終わるが、アップグレードウィザードでサポートされていない関数があった場合は、修正が必要となる」とし、具体的にデモで紹介しました。さらに、アップグレードウィザードやエラーワーニングレポートでは出ない隠れた不具合についても触れました。

VB6から.Net 2019へのアップグレードデモ

本セッションの最後のテーマとして、システムズのマイグレーションへのアプローチについて取り上げました。棚卸(可視化・スリム化)、移行性検証、既知の問題点のパターン化、パターン化した問題点毎の変換設計の実施、比較検証テストなどの流れとポイントを解説し、「もぐら叩きのテストでは品質が低下し、すべての単体テストではコストがかさむ」とし、システムズが長年の経験を活かした高品質・高効率のテスト手法について紹介しました。最後にVB6.0の移行事例を紹介し、本セッションを終了しました。

システムズのマイグレーションへのアプローチ
グレープシティの村上功光氏
グレープシティの村上功光氏

続いて、2つめのセッションがスタート。講師にグレープシティ株式会社 ツール事業部 プロダクトマーケティングの村上功光氏をお招きし、「テクノロジーと UI/機能性で考えるDXのバリエーション」という演題でお話しいただきました。

冒頭、グレープシティの簡単な紹介がありました。仙台に本社を置く同社は、国内外で約1000名の従業員を擁し、下図のような様々な事業を展開しています。高機能ライブラリの開発・販売を行うソフトウェア開発支援ツール事業は、30年以上の実績を持っています。

グレープシティ事業内容

村上氏は、まず、レガシーシステムとDXの必要性について触れ、「直せない」(VB6.0開発環境は2008年にサポート終了)、「動かない」(Windows10/11では一応アプリ動作を保証しているがいつまで動くか分からない、「守れない」(ITセキュリティ面で未知の脅威に対応する術はない)といった古いシステムが抱えるリスクを解説、一方、DX/システム刷新のメリットとして、直せる、動く、守れる、もっと便利に、の4点を挙げました。では、刷新の推奨タイミングはいつなのか、システムが古くなり人がいなくなる“2025年の崖”の問題に触れながら説明し、今が刷新のタイミングである、と強調しました。

刷新のタイミングと「2025年の崖」の問題

では、刷新するとしたら、どんなシステムをどんなテクノロジーでどんなUI/機能とともに作れるのでしょうか。村上氏は、システム形態の選択肢の広がりについて触れ、デスクトップ、ウェブ、クラウドそれぞれの特徴やメリットを解説、クラウドについてはSaaSやPaaS、IaaSとオンプレミスの比較なども行いました。また、「当社にはクラウドに関する問い合わせが増加しており、特にPaaS環境での利用検討をされる企業が多い」と話しました。

Contact Lensを活用することの利点

続いて、これまでとこれからの利用技術にテーマを転じ、Microsoft系テクノロジーの変遷について、また、.NET Frameworkおよび.NET Core、Xamarinといった後発のテクノロジーについて概説しました。また、これらのアプリケーションモデルを包括したプラットフォームであり2021年11月にリリースされたばかりの「.NET 6」の特徴などを解説、システム開発にあたってのテクノロジーの選択ポイントについても紹介しました。さらに、Webアプリ開発におけるJavaScriptという選択肢についても触れました。

これからのテクノロジー選び

本セッションの最後のテーマは「便利を実現するUIと機能」で、UIに関しては、グリッド表示のバリエーションを紹介し、ExcelライクなUIと機能を実現するスプレッドシートライブラリ「SPREAD」(スプレッド)、入力を最適化して業務を効率化するライブラリ「InputMan」(インプットマン)を、機能編では、ドキュメント中心のDXを実現する .NET APIライブラリ「DioDocs」(ディオドック)をそれぞれ紹介し、このセッションを終了しました。

ドキュメント中心のDXを実現する .NET APIライブラリ「DioDocs」(ディオドック)

セミナー終了後には、質疑応答の時間を設けました。いくつもの質問が寄せられ、それぞれのセッションを担当した講師が回答させていただきました。当社では、ITシステムに関する旬の話題をテーマにしたWebセミナーを定期的に開催しています。無料で全国どこからでもオンラインで受講できますのでお気軽にご参加ください。

セミナー配信の様子
セミナー配信の様子

プログラム

13:45 入室開始
14:00
|
14:10
オープニング:主催者挨拶/セミナーレジュメ紹介/会社紹介
14:10
|
14:50

レガシー脱却 セッション

現行ITの最大活用で実現するシステム DX 化の道筋
~ 古いシステムの整理・可視化・診断から始める Ready to DX ~

本セッションでは、レガシーシステム問題の解決をマイグレーションで支援してきた専門家が、DX 推進の足かせと指摘されるレガシーシステム全般をデジタル化に向けてどうしていくか?について解説します。レガシーシステム刷新・再構築の多くの現場での経験に基づき、マイグレーションも含むデジタル化への道筋について、自社内にスキルや知識が十分でなくとも可能であることを最新の事例を交えご紹介します。
・既存の古いシステムの現状を整理・分析、診断しITロードマップを策定
・ロードマップに従い段階的な既存システムの刷新や廃棄、新機能の構築、外部サービスの活用
・マイグレーションによる既存システム連携も選択肢

株式会社システムズ
ビジネスプロモーション部 部長
マイグレーション エバンジェリスト
板倉 利幸

14:50〜 15:30

グレープシティ セッション

テクノロジーと UI/機能性で考えるDXのバリエーション

経済産業省が作成した「DXレポート」の公開により、企業が使用するシステムの移行や刷新に注目が集まる様になりました。同レポートでは「2025年の崖」という用語を使い、複雑化、老朽化、ブラックボックス化しつつある古いシステムを2025年までに刷新することの必要性が示されています。

2022年に入りレポートの示す期限まで3年を切った今、長く運用されているシステムには移行のタイミングがきているかもしれません。一般に「レガシーシステム」と呼ばれている古いシステムの開発時と比べて、現在は開発に様々なテクノロジーを利用することができるようになりました。過去のシステムといえばクライアントサーバー形式が主流でしたが、これからの開発ではWebやクラウドといった形式も選択可能です。また、そのような技術に合わせてグレープシティのライブラリをお使いいただければ、従来のシステムよりもずっと使い勝手がよく便利な新システムを構築していくことができます。

本セッションでは、様々なテクノロジーとグレープシティのライブラリを組み合わせることで実現できるシステム移行のバリエーションやそのメリットをご紹介します。

グレープシティ株式会社
ツール事業部 プロダクトマーケティング
村上 功光 氏

15:30〜15:40 セッション終了/質疑応答/クロージング

■セミナーに関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局 (システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)