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セミナーレポート

スカイアーチ共同セミナー“AWSのプロフェッショナル達が伝授『DXを加速させるメソッド』”を開催

~ レガシーからのマイグレーションとIT人材の内製化 ~

「残ってしまったレガシーシステム、VB6.0アプリをVB.Netへ移行するための3つのステップ」~既存VBアプリの診断・分析から次期計画策定、開発・移行・延命の実施まで~

システムズは、6月28日(火)に、株式会社スカイアーチネットワークス主催、当社協力による共同Webセミナー“AWSのプロフェッショナル達が伝授『DXを加速させるメソッド』~レガシーからのマイグレーションとIT人材の内製化~”を開催しました。多くの方々に受講いただき、心よりお礼申し上げます。

板倉利幸
当社の板倉利幸

セミナーは2つのセッションで構成され、前半をシステムズが、後半をスカイアーチネットワークスがそれぞれ受け持ちました。最初のセッションは、当社のビジネスプロモーション部部長 マイグレーション エバンジェリストの板倉利幸が担当し、「DX化の重要課題!複雑化したレガシーシステムの見直しは進んでいますか? 〜既存システムの可視化から次期システムの企画・構想を導くマイグレーションアプローチとは〜」という演題で行いました。最初に、1969年に設立した独立系ITベンダである当社の6つの事業領域、中でも得意としているマイグレーション事業の概要などを紹介、「オンプレミスからクラウド活用への移行が活発になる中で、AWS基盤はお客様にとって大変メリットが多い」としてAWS関連ビジネスを強化していることも強調しました。

システムズの会社紹介

続いて、「DXという言葉が随分浸透してきたが、取り組みたくても現行システムを停められず苦労しているケースも多い、企業の課題をどう解決しているかを紹介したい」として、受講者へのリアルタイムアンケートを実施しました。「DXレポート1と2は読みましたか」との質問に、「どちらも読んだ」は23%、「どちにも読んでいない」が68%という結果となりました。

「DXレポート1と2は読みましたか」リアルタイムアンケート

DXレポートによると、約7割の企業が、レガシーシステムがDXの足かせと感じています。板倉は、現場からは改善要望が上がってきても、ブラックボックス化したシステムの影響調査、改修、テストは困難であり、肥大化したプログラムは技術的負債となっている、しかし、何十年改修を重ねてきたことでその企業にフィットした財産でもあり、いかに技術的負債を解消しながらうまく活用していくかが重要となる、と説明し、システム刷新の進め方についてDX実現への準備フェーズと実践フェーズに分けて紹介しました。また、現状調査や現行システムの可視化などの重要な点については、資産・業務の棚卸、未使用資産整理など具体的な例を挙げながら解説しました。

システム刷新の進め方

この後、板倉は、アプリケーション移行の最新動向に話題を転じ、C/S型のレガシーシステムの移行手法も、最近ではDBのクラウド化、サーバー管理から脱却してマネージドサービスを活用、あるいはアプリのクラウド配置、アプリのWeb化などが進んできていると話し、C/S型アプリの移行事例として、AWSへの移行やアプリのWeb化について触れたほか、メインフレームやSolarisからのマイグレーション事例についても紹介し、システムズのセッションを終了しました。

アプリケーション移行の最新動向
松田昭穂氏
スカイアーチネットワークスの松田昭穂氏

続いて、主催のスカイアーチネットワークスによる後半のセッション、『DX化の重要課題!DXを支えるIT人材の内製化支援 ~クラウド時代のインテグレーター活用法とは~ 』がスタートしました。講師は同社のITソリューション本部 デジタルプロモーション部 部長の松田昭穂氏が務めました。

最初に同社の概要について紹介がありました。松田氏は、「クラウド導入の計画立案から設計、構築、運用、最適化までトータルで支援しており、とりわけ、導入後の最適化は当社の強みとなっています」と話しました。また、多数のAWS認定資格とパートナープログラムを取得しており、内製化支援推進AWSパートナーにも認定されています。

スカイアーチネットワークスのクラウドソリューション

松田氏は、クラウドの利用状況や多くの企業で導入効果が上がっていることを資料で示した一方で、さまざまな課題も挙げ、働き方の変革からITの管理も変化してきたこと、ITのセキュリティモデルが境界型防御モデルからゼロトラストモデルへと変化してきたことなどから、社内外の境界がなくなりITの内製化への取り組みが加速化していることを強調しました。松田氏は「とはいえ、要求水準を満たす人材が不足しているなど課題が多い」として、内製化の課題を挙げ、BizDevOpsの考え方を用いながらDXの課題を解決するための内製化の在り方について考察しました。DXの課題解決にはAWS認定パートナーの利活用がポイントであるとし、内製化支援推進を支援できたりDevOpsに専門性を持つパートナーは800社のうち極めて少ないことも指摘し、同社およびシステムズの強みを改めてアピールしました。

内製化推進のメリット  

この後、デトロイトトーマツほかの企業への内製化、AWSソリューションサービス設計支援、内製化の人材・組織の整備などの支援事例を紹介した松田氏は、「お客様の利用領域にコミットした形で提案でき、お客様のレベルに合わせ、お客様の強みを活かした伴走型支援を提供している」と同社の内製化支援の強みについて説明し、最後にサービスの流れやIT内製化のポイントとなるAWS Well-Architected Toolによる最新対策などを紹介して、本日のセッションを終了しました。

スカイアーチネットワークスの内製化支援サービスの特徴

セミナー終了後は質疑応答の時間を設け、セッションを担当した講師が回答させていただきました。当社では、今後もITシステムに関する旬の話題をテーマにしたWebセミナーを定期的に開催していきます。無料で全国どこからでもオンラインで受講できますのでお気軽にご参加ください。

セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子

セミナープログラム

13:45 入室開始
14:00〜14:05 オープニング
株式会社スカイアーチネットワークス
14:05〜14:35

DX化の重要課題!複雑化したレガシーシステムの見直しは進んでいますか?
〜 既存システムの可視化から次期システムの企画・構想を導くマイグレーションアプローチとは 〜

経済産業省のDXレポートにより、レガシーなシステムがDXを阻害する技術的負債であり、ビジネスの成長にはレガシーシステムからの脱却が不可欠であると指摘されています。
本セッションでは、レガシーシステムからの脱却に向け、既存業務とシステムの可視化から次期システムの策定に必要な要件の整理、企画設計から構想実現まで効率的に導くマイグレーションアプローチについて、最新の事例を交え解説します。

株式会社システムズ
ビジネスプロモーション部 部長
マイグレーション エバンジェリスト
板倉 利幸

14:35〜14:55

DX化の重要課題!DXを支えるIT人材の内製化支援
〜 クラウド時代のインテグレーター活用法とは 〜

DX推進には、ビジネス部門、開発部門、運用部門の連携がビジネスの成功に重要な要素になるのは言うまでもありません。
IT人材の採用が難しくても、ユーザー企業自身がオーナーシップを取り、自らが責任、判断権限を持って、パートナーとどのように向き合い、連携していくのかをクラウドインテグレーターの視点から解説します。

株式会社スカイアーチネットワークス
ITソリューション本部 デジタルプロモーション部 部長
松田 昭穂 氏

14:55〜15:00 質疑応答

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)