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セミナーレポート

Webセミナー「これから対応する企業必見! DX推進で『必須』のレガシー見直しの新常識」を開催

~ VBだけじゃない!残ってしまったオープンレガシーへの処方箋 Solaris,Delphiの今後の対策とは? ~

「これから対応する企業必見! DX推進で『必須』のレガシー見直しの新常識」~VBだけじゃない!残ってしまったオープンレガシーへの処方箋 Solaris,Delphiの今後の対策とは?~

システムズは、9月8日(木)に「これから対応する企業必見! DX推進で『必須』のレガシー見直しの新常識」~ VBだけじゃない!残ってしまったオープンレガシーへの処方箋 Solaris,Delphiの今後の対策とは? ~と題したWebセミナーを開催しました。ご参加いただいた皆様には改めてお礼申し上げます

板倉利幸
講師を務めた板倉利幸

今回講師を務めた当社のビジネスプロモーション部部長 VBマイグレーション エバンジェリストの板倉利幸から、まずシステムズの簡単な紹介をさせていただきました。53期目を迎えた当社の事業の柱は、20を超える特許と独自技術を持つマイグレーションで、30年以上に及ぶ実績を誇っています。また、企業のシステムのライフサイクル全般をサポートし、現行システム分析、課題抽出、可視化により、お客様と一緒に方針を決めていくといったことにも重きを置いています。現在は、マイグレーションに関するご相談の多くがオンプレミスからクラウドへの移行となっており、さまざまなパートナー企業との連携を強化、特にAWSにおいては、今年3月にPartner Awardを受賞、6月にはAdvanced Partnerに昇格するなど、AWS関連ビジネスへのさらなる取り組み強化を図っています。

システムズの事業領域

この後、最初のセッション「DX時代に必須、レガシー見直し 3つのステップ ~既存システムの診断・分析から次期計画策定、開発・移行・延命の実施まで~」がスタートしました。板倉は、「2018年に経済産業省から公開された DXレポートでも、古くなったシステムの見直しが必要とされているが、実際に企業においてレガシーシステムの見直しは大変困難なのが実状だ。システムはブラックボックス化し、構築時のメンバーは異動・退職、ドキュメントもないケースも多く、当社でも多くの企業から相談を受けている」と話しました。

また、今年7月に公表されたDXリポート2.2の概要版についても触れ、デジタルは、省力化・効率化でなく収益向上にこそ活用すべき、DX推進に当たって経営者はビジョンや戦略だけでなく行動指針を示すこと、個社単独ではDXは困難であり経営者の価値観を発信し同じ価値観を持つ同志を集めて互いに変革を推進する関係を構築すること、といった具体的な方向性やアクションが提示されていることを説明しました。

産業全体として変革する必要性

システム刷新の進め方の大きなポイントとなる“技術的負債の解消”については、「多くの企業のIT部門で既存システムの運用保守に時間もコストも取られているが、一方で既存システム自体は貴重な会社の財産であり、うまく活用しながら進めていくことが大切だ」と話しました。既存システムの全体像把握とスリム化、ロードマップの策定を重要なポイントとして挙げながら、現状調査・課題抽出、次期IT計画の立案・策定、段階的なシステム刷新、既存システム活用といった流れを図示して説明しました。

システム刷新の進め方

また、この中でも重要となる現状調査に焦点を当て、資産・業務の棚卸ではシステム関連図や最新プログラムの整理、未使用資産の整理について、現行システムの可視化では、拠点間の違い、未使用機能の整理について、それぞれ当社がどのように対応しているか実際の図表類を示しながら解説し、最初のセッションを終了しました。

システム刷新の進め方  

後半のセッション、「脱・オープンレガシーの処方箋、残ってしまった Solaris,Delphiの今後の対策とは?」も板倉が引き続き講師を務めました。まず、当社に移行のご相談が多い製品を紹介。「これまではVB6.0などのアプリケーションをWindows OSのサポート終了に合わせて移行するケースや、メインフレームやオフコン上のCOBOLの移行などが主だったが、最近は、2024年問題と呼ばれるSolaris10のサポート終了や富士通の販売/サポート終了の発表に伴うご相談、技術者の減少などに伴い古いDelphiを他の言語に移行したいといったご相談も増えてきている」と話しました。

この後、VB6.0からVB.Net2019へのアップグレードについて解説、アップグレードウィザードを使えばバージョンアップ自体は簡単だが、関数の仕様変更などにより、サードパーティ製プログラムなどでは注意が必要だとして、VB6.0を使ったプログラムのアップグレードのデモ動画を紹介、アップグレードウィザードでは変換されずプログラムの改修が必要な点を挙げて注意喚起しました。

VB6.0からVB.Net2019へのアップグレード

続いて、アプリケーション移行の最近の動向について触れ、「これまでのC/S型のレガシーシステムから最新環境への移行から、最近はDBのクラウド化、アプリのクラウド配置、アプリのWeb化などが主流になってきている」と話し、2000kステップを超える大型基幹システムにおけるDBサーバーのクラウド化、アプリのWeb化 (VB6をWebブラウザベースのアーキテクチャに移行) などの事例を紹介。続いて、メインフレームからAWSへの移行、SolarisやDelphiからのマイグレーション事例も紹介しました。

Solarisからのマイグレーション事例

最後に、システムズのトータルサービスを紹介して総括した後、当社が立ち上げた、古い言語やブログラムなどの経験や知見を持ったエンジニアの“知の継承”の場としてのコミュニティ「レガシー侍」を紹介して本日のセッションを終了しました。

当社では、企業の関心の高い話題をテーマにしたWebセミナーを定期的に開催しています。9月22日(木)にはショートセミナー「VB6.0は早めにVB.NETに移行しよう!」 ~既存VB6.0アプリの移行・延命の実施まで ~を開催するほか、9月29日(木)iには、(株)インターネットイニシアティブ主催の「Oracle運用で困っていませんか?[脱Oracle / Oracle継続] 両者のベストプラクティスを解説」に共催し、講演を行います。詳細はこちらまで

セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子

セミナープログラム

13:45 Zoom 入室開始
14:00〜14:15 オープニング:主催者挨拶/セミナーレジュメ紹介/会社紹介
14:15〜14:35

セッション1

DX時代に必須、レガシー見直し 3つのステップ
~既存システムの診断・分析から次期計画策定、開発・移行・延命の実施まで~

経済産業省のDXレポートにより、レガシーなシステムがDXを阻害する技術的負債であり、ビジネスの成長にはレガシーシステムからの脱却が不可欠であると指摘されています。一方で、DXに取り組めていない企業も9割以上存在することが明らかにされています。本セッションでは、DX時代を迎え技術的負債と呼ばれるレガシーシステムの見直しについて、これからDXへの対応が必要な企業は、どこから、どのようにして取り組むべきかを、分かりやすく解説いたします

14:35〜14:50

セッション2

脱・オープンレガシーの処方箋、残ってしまった Solaris,Delphiの今後の対策とは?

DXを進めるにあたり、オープンレガシーと言われるシステムの見直しで、困っているシステム担当者の方も多いのではないでしょうか? 本セッションでは、「2024年問題」と呼ばれ、これからサポートが終了するSolarisや、既にサポートが終了しているVB6.0、Delphi等のオープンレガシーシステムの見直しや延命に向けての対策をご紹介します。多くのお客様が気にされる現場のオペレーションや保守など、現場負担を抑えて効率的に移行していくマイグレーションアプローチについて、最新の移行事例やマイグレーション変換ツールのデモを交え解説します。

14:50〜15:00 セッション終了/質疑応答/クロージング

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)