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セミナーレポート

システムズ、ウイングアーク1st共同オンラインセミナー

「マイグレーション・クラウド移行からのDX最短距離」
を開催

システムズ・AWSウイングアーク1st共同オンラインセミナー「マイグレーション・クラウド移行からのDX最短距離」

システムズは、8月29日(火)に共同Webセミナー「マイグレーション・クラウド移行からのDX最短距離」を開催しました。協業先とのセミナーの一環として、ウイングアーク1st株式会社と共同で実施したものです。前半は、当社がレガシーシステムの刷新・移行について、また後半はウイングアーク1stがDX化に向けたデータの利活用について、それぞれ講演を行いました。

浅野 亮
当社ビジネスイノベーション本部 本部長の浅野 亮

セッション開始に先立って、当社のビジネスイノベーション本部 本部長の浅野 亮から開会の挨拶と事業紹介がありました。浅野は、100以上のマイグレーション・モダナイゼーションの実績を誇る当社の特色や、ITコンサルからマイグレーション後の運用保守・維持改善までをカバーする事業領域について説明。最後に、「現状分析および既存システムを活用した移行によってDX-readyな状態にすることが決してゴールではない」としてデータドリブン経営の実現についても触れ、本日の2つのセッションが、ゴールに向けたテーマであることを示唆しました。

果たして、レガシー脱却やマイグレーションはゴールか??
板倉利幸
前半のセッションを担当した当社の板倉利幸

前半のセッションのテーマは、「レガシーITからの移行を通じたDX/データ活用への道筋 ~データ活用のDX基盤整備にも有効なマイグレーション~」。当社のビジネスプロモーション部部長 マイグレーションエバンジェリストの板倉利幸が担当しました。

板倉は、まず経済産業省のDXレポートを引用し、「約7割の企業がレガシーシステムがDXの足かせと感じているとされている。長年運用してきたシステムが抱える技術的負債をいかに解消し、新規ビジネスの投資に向けた予算を確保するかが課題となっている」と話しました。一方で、これまで積み上げてきたデータの価値に言及し、「技術的負債の解消とは、これまで積み上げてきたデータやノウハウが詰まったものを新しく作り変えることではない。いかにうまく既存システムを活用していくかが重要だ」と強調しました。

レガシーIT脱却の進め方

技術的負債を解消するための取り組みとして、板倉は、既存システムの全体像の把握とスリム化、ロードマップ(今後のIT計画)の策定を挙げ、全体的な進め方について解説しました。また、実現までのステップについて、お客様のプログラムソースの解析、メニューやボタンの使用不使用のチェック、利用頻度の低いシステムやプログラムの排除など、実際に用いる資料を見せながら紹介しました。

レガシーIT脱却の進め方

次に「アプリケーション移行の最新動向」について解説しました。お客様からの移行に関するご相談は、Windows OS環境、Solaris、AS400など、言語ではVB5.0/6.0、DBではOracle やSQLServerが多く、最近はクラウド移行のご要望が大幅に増加しています。板倉は、DBサーバーのクラウド化、アプリのクラウド配置、アプリのWEb化について事例を紹介しながら説明、このほか、ホスト機やSolarisからAWSへの移行、Delphiからの異言語変換の事例についても触れ、前半のセッションを終了しました。

アプリケーション移行の最新動向
野崎暢彦 氏
ウイングアーク1stの野崎暢彦 氏

後半のセッションは、ウイングアーク1st株式会社 営業本部 営業統括部 第3営業部 第2グループ シニアエキスパートの野崎暢彦氏が講演を行いました。

会社概要と事業領域について紹介した野崎氏は、このセッションの本題、「データドリブンを実現するデータ基盤のポイント」に移りました。まず、データ活用のレベルを属人的、局所的、仕組化、差別化、変革の5つに分類し、部署内で統一された仕組みでデータを活用しているレベル(局所的)から組織横断のデータ活用の仕組みが整備されているレベル(仕組化)への部分がボトムアップの難所であると強調しました。

次に、各部署でデータ抽出方法・ツールが乱立している現状と、あるべき姿、つまりデータを集約、データベースで一元管理し必要なデータをいつでも入手できる状況の差異を説明しながら、同社のソリューションである「Dataring」と同社が目指すデータ利活用の全体像について解説しました。

ウイングアーク1stが目指すデータ利活用の全体像

続いて、データマネジメントについて触れました。データを、そのままでは飲めず、浄化・蓄積・加工が必要な水にたとえながら、データマネジメントの重要性について説明しました。また、上流からでなくデータ活用に近い領域から整備を行うという発想を重視したウイングアーク流データマネジメントアプローチについて解説。業務領域(横軸)とデータ活用領域(縦軸)を軸にした重点テーマを抽出し、次に実施すべきテーマを選定していく同社のデータ活用構想診断と、京浜急行電鉄でのグループ横断のビッグデータ活用事例も紹介しました。

上流からのデータマネジメントと現場からのデータマネジメント

続いて、同社のソリューション「Dataring」の詳細を解説しました。まず、業務遂行において発生した鮮度や解像度の高い「スモールデータ」の重要性を強調、データの提供から利用までの各作業工程でのさまさまな課題を挙げながら、「Dataring」による解決策を提示しました。また、主要な機能や期待できる効果などについても説明、鋼材メーカーにおけるグループ経営管理の事例も紹介しました。

Dataringによる解決策

最後にさまざまなユースケースや業種別のHow Toなどを紹介し、本日のセッションを終了しました。

終了後は、多くの受講者から関心の高さをうかがわせるさまざまな質問が寄せられ、それぞれの講演者が1つずつ回答させていただきました。当社では、今後も、こうしたパートナーとの共催セミナーや、ITシステムに関する旬の話題をテーマにした無料Webセミナーを定期的に開催していきます。どうぞお気軽にご参加ください。

司会・進行役の当社の白河なおみ   セミナー配信の様子
司会・進行役の当社の白河なおみ   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子
 

セミナープログラム

13:50〜14:00 Zoom入室開始
14:00〜14:05 オープニング(主催社挨拶 等)
14:05〜14:30

セッション1 システムズ/DX化の足かせ レガシー刷新編

レガシーITからの移行を通じたDX/データ活用への道筋
~ データ活用のDX基盤整備にも有効なマイグレーション ~

 

経済産業省のDXレポートにより、レガシーITがDXを阻害する技術的負債であり、ビジネスの成長にはレガシーITからの脱却が不可欠であると指摘されています。一方で、DXに取り組めていない企業も9割以上存在することが明らかにされています。
本セッションでは、DX時代を迎え技術的負債と呼ばれるレガシーITからの脱却に向け、最近主流となりつつある、老朽化したオンプレミス環境からクラウドといった新たな環境への移行動向を取り上げ、レガシーアプリやデータベース移行など最新のマイグレーション事例を交え解説します。

株式会社システムズ ビジネスプロモーション部 部長
マイグレーション エバンジェリスト
板倉 利幸

14:30〜14:55

セッション2 ウイングアーク1st/DX化へのデータ利活用編

データドリブンを実現するデータ基盤のポイント

 

本セッションでは『ウイングアーク1stが目指すデータ利活用の世界』についてご紹介していきます。
データ活用で企業変革を起こす道のりは、Lev1(属人的)Lev2(局所的)Lev3(組織化)Lev4(差別化)Lev5(変革)ととらえております。業務遂行のために生まれてきた鮮度や解像度が高い現場活用領域のデータ(Small&Wideなデータが)はとかく局所的になりがちで組織的運用へ昇華が難しいケースがございます。この多くの企業様で課題となるLev2(局所的)⇒Lev3(組織化)について事例を交えながらご紹介していきます。

ウイングアーク1st株式会社
営業本部 営業統括部 第3営業部 第2G
Senior Expert
野崎 暢彦 氏

14:55〜15:00 質疑応答/セミナークロージング

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)