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セミナーレポート

システムズ・ディーネット共同オンラインセミナー

「迫るレガシーOSのサポート終了! 今、取るべき対策を徹底解説」を開催

システムズ・ディーネット共同オンラインセミナー「迫るレガシーOSのサポート終了! 今、取るべき対策を徹底解説」

システムズは、11月9日(木)にWebセミナー「迫るレガシーOSのサポート終了! 今、取るべき対策を徹底解説」~ Windows Server 2012/Cent OS Linux 7のアップグレードや移行の取り組み ~を開催しました。マイグレーションでレガシーシステム刷新に強みを持つシステムズは、「DX推進を阻むレガシー問題とその解決アプローチ」をテーマに、当社とパートナー企業のソリューションとのコラボレーションによる共同セミナーを開催しています。今回は、「2023~2024年にサポート終了を迎えるOSからの脱却と移行」をテーマに、株式会社ディーネットとの共催により、「Windows Server2012とCentOS Linux 7のサポート終了後の移行先の選定や移行時のポイント」について紹介するセミナーを実施したものです。

板倉利幸
システムズの板倉利幸

前半のセッションは、当社のビジネスイノベーション本部 ビジネスプロモーション部 部長の板倉利幸が担当、「Windows レガシーOSのサポート終了問題への対応方法を解説 ~ 2023年に取り組むべき Windows Server 2012/R2からのOSとアプリのクラウド移行とは ~」という演題で、講演を行いました。

板倉はまず、55期目を迎えた独立系ITベンダであるシステムズの会社と事業を紹介、IT全般に及ぶ事業の中でも30年近くの経験を持つマイグレーションについて、取り組みと実績を紹介しました。

システムズの会社と事業を紹介

このセッションの最初のテーマは「レガシーIT脱却の進め方」。経済産業省が公開したDXレポートの内容を紹介しながら、新規ビジネスの投資確保には技術的負債の解消が必要だとしました。続けて、“負債”とは言え、これまでのノウハウが蓄積され、データは大切な財産であり、技術的負債イコール作り直し、ではないと話しました。加えて、既存システムを把握し、未稼働資産の破棄や利用頻度の低いシステムの破棄などによるスリム化を実現することが大切だと強調しました。

レガシーIT脱却の進め方

また、全体的な進め方について整理し、さらに、当社の取り組みについて、資産・業務の棚卸、現行システムの可視化、実行計画の作成、システムのスリム化、システム刷新と、実際にお客様の事例として使った資料を用いながら順を追って解説しました。

レガシーIT脱却の進め方

続いて、「アプリ移行の最新動向」について解説しました。最初に、お客様から移行のご相談が多い製品について挙げ、以前はC/S型のレガシーシステムの最新環境への移行が中心だったが、近年はクラウド活用が主流になっていると話し、DBサーバーのクラウド化の事例を紹介しました。また、アプリのクラウド配置、アプリのWeb化についても解説を加えました。最後に、メインフレーム、Solaris、Delphiからのマイグレーション事例も簡単に紹介して、前半のセッションを終了しました。

移行のご相談が多い製品
浅見直人
株式会社ディーネットの浅見直人氏

後半は、株式会社ディーネット マーケティング部 部長の浅見直人氏にバトンタッチし、「CentOS7サポート終了間近:次の一手を見極める ~ CentOS7のEOL対策と、後継CentOS8の代替について ~」という演題で講演していただきました。

浅見氏はまず「CentOS 7 サポート終了の影響」について解説。2024年6月30日でCent OS7 のサポートが終了するが、使い続けた場合には「セキュリティパッチが提供されない」、「バグフィックスが提供されない」、「アップデートが利用できない」といったソフトウェアの脆弱性が懸念されると指摘しました。

続いて「Cent OS 7の次のOSは?」というテーマに移り、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)の安定版として提供されたCent OSを取り巻く状況を整理。2019年に8系のOSがそれぞれリリースされたが、CentOS 8のサポートは2021年末で終了し、今後はCentOS Stream(事前検証版)に注力していく予定だと話しました。そのため、サポートが切れる7系を8系に移行すればよいという単純な話ではなくなります。

Cent OSを取り巻く状況

では、どのOSを選んだらよいのでしょうか。浅見氏は、商用版の「RHEL」または安定板の「AlmaLinux」,「Rocky Linux」、AWS利用に最適化された「Amazon Linux」を候補として挙げました。また、「8系、9系どちらを選ぶべきか?」については、サポート期限で考えると2029年の8系より2032年までの9系。安定性で考えると最新バージョンの8.8が出ている8系とし、優先順位を決めて比較検討することを勧めました。

どのOSを選んだらよいか?

次のテーマは「サポート終了対策の具体的方法」で、“サポート有りのOSを利用する”、“Cent OS7を使い続ける”の2つの方法についてそれぞれ解説しました。まず、サポート有りのOSを利用する場合は、「リプレイス」(AlmaLinux 8などに切り替え)、「アップグレード」(ELevateというツールで8系、さらに9系に橋渡し)、「コンバート」(RHEL7に変換して延命)の3つの方法を挙げて説明しました。また、Cent OS7を使い続ける場合は、「延長サポート」と「セキュリティの強化」の2点を挙げ、前者はサイバートラスト社のLinix延長サポート for CentOS 7の適用、後者では脆弱性を突いた攻撃を防御するサービス(仮想パッチやWAF)の導入について、それぞれ紹介しました。

サポート終了対策サマリ

最後に、ディーネットの概要、導入支援・移行支援・運用代行サービス、サポート切れ対策関連サービスなどを紹介して後半のセッションを終了しました。

リプレイスの支援イメージ

セミナー終了後は2つのセッションにいくつもの質問が寄せられ、講演者が対応させていただきました。当社では、今後もパートナー企業との共同セミナーや、ITシステムに関する旬の話題を取り上げた無料Webセミナーを定期的に開催していきます。お気軽にご参加ください。

セミナー配信の様子
セミナー配信の様子   セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子
 

セミナープログラム

13:45
|
14:00
Zoom入室開始
14:00
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14:05
オープニング(主催社挨拶 等)
14:05
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14:30

セッション1 システムズ/レガシーOSとアプリ移行・Windows編

Windows レガシーOSのサポート終了問題への対応方法を解説
~ 2023年に取り組むべき Windows Server 2012/R2からのOSとアプリのクラウド移行とは ~

 

経済産業省のDXレポートにより、レガシーITがDXを阻害する技術的負債であり、ビジネスの成長にはレガシーITからの脱却が不可欠であると指摘されて以来、マイグレーションによるレガシーシステムの刷新が改めて注目を集めており、システムズへのレガシーシステム移行のお問い合わせが増加しています。
本セッションでは、レガシーITからの脱却問題の中から、2023年に延長サポート終了を迎えるWindows Server2012/2012 R2からの最新の移行先OSやVB6.0で構築されたレガシーアプリの移行対策を取り上げ、最近主流となりつつある、老朽化したオンプレミス環境からクラウドといった新たな環境への移行動向を取り上げ、OSのサポート終了後の移行時のポイントについて最新のマイグレーション事例を交え解説します。

株式会社システムズ ビジネスプロモーション部 部長
マイグレーション エバンジェリスト
板倉 利幸

14:30
|
14:55

セッション2  ディーネット/レガシーOSの移行・CentOS Linux編

CentOS7サポート終了間近:次の一手を見極める
~ CentOS7のEOL対策と、後継CentOS8の代替について ~

 

2024年6月30日は、数々のシステムにとって重要な節目です。
CentOS7のサポートが終わり、システムが脆弱な状態に陥る恐れがあります。
それに加え、後継と目されていたCentOS8が突然の方針転換を発表し、将来のシステム運用が不確かになりました。
本セッションでは、サポート終了前に取るべき対策を解りやすく紹介します。
さらに、CentOS8の代わりとなる可能性のある代替OSの現状についても解説します。

株式会社ディーネット マーケティング部 部長
浅見 直人 氏

14:55
|
15:00
質疑応答/セミナークロージング

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)