■マイグレーションセミナー・イベントTOP > 2025年開催のセミナー・出展イベント > Japan DX/AI Conference ≪金沢≫~未来へつなぐDXとAI、地域経済を新次元へ!~
イベントレポート
日経クロステック主催リアルカンファレンス
「Japan DX/AI Conference ≪金沢≫
~未来へつなぐDXとAI、地域経済を新次元へ!~」に出展
ITリノベーションとマイグレーションを事業展開する システムズは、2025年 9月5日(金)に、日経クロステック主催により開催されたリアルカンファレンス 「Japan DX/AI Conference ≪金沢≫~未来へつなぐDXとAI、地域経済を新次元へ!~」に、7月の高松開催に続きシルバースポンサーとして協賛し、ソリューション講演への登壇と、ブース展示を行いました。
本カンファレンスは、地域企業がデジタル・トランスフォーメーション(DX)と人工知能(AI)等の秘術を駆使して新たな次元へと飛躍するための具体的な方法と成功事例を共有する場とし、地域経済の持続可能な成長を目指し、技術革新とその具体的な応用についての知識とノウハウを共有し、新しいビジネスチャンスを創出するためのヒントを提供するべく「日本全国 8都市 Japan DX/AI conference」と題して日経BP社により開催されたものです。
当社として、今回の金沢開催のDX/AIカンファレンスへは、7月の高松開催に続く出展となります。
今回の出展も、ブース展示と協賛社としてのソリューション講演で訴求力の向上を図るとともに、高松出展に続き、地場のベンダー企業様との連携や協業により、地域経済の発展に貢献できる施策のご紹介を、当社のソリューション講演に織り込み、講演終了後は参加者の皆様から様々なご質問・ご相談や、地場ベンダーの方との情報交換に対応させていただきました。
<<金沢>>カンファレンス当日は、生憎の雨天ながらも開場以降は、続々と参加者が来場され、準備されていた席は、ほぼ満席となり予定通り、10時からカンファレンスはスタートしました。
カンファレンスの最初のセッションは、基調講演としてトリドールホールディングス BT本部DX推進室 室長 海老 宏知 氏が登壇し、「トリドールグループのDXとプロジェクト推進の勘所」と題した、トリドールグループのDXとプロジェクト推進について包括的な講演を行いました。講演では、トリドールグループの経営理念、DX戦略、具体的な推進方法、そして推進体制について詳細な説明がなされました。
基調講演以降は、協賛各社によるソリューション講演をはじめ、特別講演を経て、15時からシステムズによる「『らしさ』を未来へつなぐDX・AI活用に向けた取組み~地場ベンダーと共に地域経済発展へ~」と題したソリューション講演を行いました。
登壇した当社のビジネスイノベーション本部、本部長である板倉利幸は、冒頭、システムズの事業概要や特徴、モダナイゼーション事業の変遷を概説。特にシステムズが独立系IT企業として56期目を迎え、東京、茨城、大阪に事業所を構え、今年4月にはダラスにも拠点を設立したことを説明しました。同社のパーパスである「『らしさ』から『ありたい』をかたちにする」という理念に基づき、お客様のシステムの継承と革新を支援していることを強調しました。
また、30年にわたるレガシーシステムのモダナイゼーション事業の中核である「マイグレーション」サービスにおいては、オフコンや汎用機からオープン系サーバーへの移行がメインであった時代を経て、クラウド(AWSやAzure等)へのマイグレーションが中心になりつつあること、AWSパートナーとの連携も強化していること、などを紹介しました。
このあと、DX隆盛の時代であることを踏まえ、経済産業省のDXレポートを引用しながら、レガシーシステム継続利用の問題点と、DX推進における課題について解説。特に、データ活用やAI導入の障壁となっている現状を指摘しました。
その上で、レガシーシステムからの脱却の進め方としては、①現状の業務・IT資産の整理と可視化、②次期IT計画の策定、③段階的なシステム刷新・廃棄・新規構築・外部サービス連携、という3段階のステップを推奨。特に、自社の強みが詰まったシステムの安易な外部サービスへの置き換えやパッケージ化は避けるべきであり、「らしさ」を活かしたシステム刷新が重要であると強調しました。
続いて、アプリケーション移行の最新動向と移行事例のいくつかを取り上げ、近年は、Windows10サポート終了に伴うVB6アプリケーションの移行や、メインフレーム・オフコン・Solaris・AS400等の、サポート終了間近のOSやプラットフォームからの移行相談が増加していること。移行先はクラウド活用が主流となり、DBやアプリケーションのクラウド移行、Webブラウザ対応、社外からの利用など、幅広いモダナイゼーション適用シーンについて紹介しました。特に、AWS等のクラウドプラットフォームへの移行事例や、データ活用を目的としたシステム刷新の取り組みについて具体的に解説しました。
今回紹介した事例の中でも、広島の物流企業ロジコム様の事例では、40年稼働したホストマシンからAWSへの移行を実現。業務・システムの標準化、SaaS型プラットフォーム化、地域人材の活用など、地方のベンダーと連携し、モダナイゼーション部分をシステムズが担当、保守は地場ベンダーが担う協業モデルの拡大による、地域経済の発展に寄与する取り組みを紹介しました。
最後に、システムズでは、古い技術のナレッジ継承を目的とした「レガシー侍」というコミュニティの立ち上げや、生成AIを活用したモダナイゼーション技術の研究も推進中であり、プログラムの可視化やリビルド、データクレンジング、影響調査など、モダナイゼーション事業への生成AIの応用を進め、2025年10月を目途に一部サービス化を予定していることについても言及し、講演を終了しました。
ソリューション講演に熱心に聴き入る参加者の姿が目立ち、終了後に当社の展示ブースを訪れて、講師を務めた板倉と名刺交換をする光景も見られました。
次回は、10月17日に東京国際フォーラムで開催される「ITレガシー対策緊急フォーラム」(主催:日経BP総合研究所)に出展し、協賛パートナー講演への登壇と特別パネルディスカッションへ参加します。ご興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
開催概要
当日のシステムズ ソリューション講演概要
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