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セミナーレポート
「北米レガシーを“日本から動かす” ―― AI×リモートで実現するモダナイゼーション最前線」を開催
システムズは、6月17日(水)に、Webセミナー「北米レガシーを“日本から動かす”―― AI×リモートで実現するモダナイゼーション最前線」を開催しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進において、レガシーシステムのモダナイゼーションは、多くの企業にとって避けて通れないテーマとなっています。特に北米拠点を持つ日本企業では、現地システムの老朽化に加え、組織・言語・文化・体制の違いにより、ITプロジェクトの推進が複雑化しています。本セミナーは、北米ITプロジェクトが停滞する背景を整理しながら、AIを活用した資産可視化、影響調査、移行計画策定、実行フェーズまでをどのように進めるのか、具体的な実践イメージを交えて紹介したものです。
セミナー開始に当たって、司会・進行担当者から「2024年に北米ビジネスを開始し、昨年4月には北米オフィスを開設して以降、取引も始まり実績も出始めている。当社の知見や実績をもとにセミナーをスタートしたい」との挨拶があり、最初の講演者が登壇しました。

システムズ 顧問 木滑幹人
最初のセッションは、「北米レガシーはなぜ止まるのか? 日本主導×AIで実現するモダナイゼーションモデル」と題し、海外、とりわけ北米ビジネスに長年従事してきた当社顧問の木滑幹人が講演を行いました。
木滑は冒頭、従業員280名になったシステムズの企業概要ならびに、海外拠点とパートナーについて紹介、「当社がオフィスを開設したダラスは、いわばアメリカのへそで、米国どこでも日帰りでビジネスができ、企業に対してフレンドリーな州である」と付け加えました。
システムズの事業領域と、その中でも30年の実績を誇るマイグレーション事業の概要を説明した後、「北米のレガシー、なぜ進まないのか」というテーマで本題に入りました。まずお客様の現状として、ガバナンスがきかない、現地のITシステムがベンダーに完全に依存している、人材確保が難しく予算の制約もあって未来への投資ができず、現行システムの保守で精一杯、さらにシステムが属人化し、移行したくても困難、といった声を紹介し、ガバナンスの欠如、コスト高、ブラックボックス(人材流動性と属人化)がネックでシステム刷新がなかなか進まない現状を指摘しました。
こうした課題を解決するためにシステムズが提案するのが、日本主導×AIで実現するモダナイゼーションモデルだとし、リモート中心の推進力、現地パートナーとの連携、当社独自の生成AIによるモダナイゼーション支援サービス「Re:Structure AI」活用、の3つのアプローチによる、北米におけるモダナイゼーションサービスの提供について解説しました。
最後に、米新興アンソロピックがCOBOLを使った従来システムの改修をAIで速められると主張し米IBM株が急落したニュースを紹介し、「これからAIを使ったモダナイゼーションは、日本はもとより米国でも重要となってくるだろう。しかし、AIで何でもできるというものではない。重要なのはサービスの活用のしかたであり、当社が持つ知見やノウハウが最大の強みとなる。お客様としっかり会話しながらAIを活用していきたい」とまとめ、次のセッションにバトンを渡しました。

システムズ 北米担当 日高也貴
2番目のセッションは、北米向けモダナイゼーションプロジェクト推進を担当している当社の日高也貴が担当し、「AIによる資産可視化とモダナイゼーションの具体的進め方」というテーマで講演しました。AIと実践的なシステム分析ノウハウを組み合わせたレガシーシステム移行支援サービスの展開を推進している日高は、最初に当社の「Re:Structure AI」について紹介。このサービスの主な特長である「システム解析と可視化」「仕様情報の自動資産化」「大規模・複雑なシステムへの対応と継続活用」それぞれについて説明しました。
また、「Re:Structure AI」の利用イメージを実際の画面を見せながら解説しました。ログイン画面や新規プロジェクト作成画面などを表示し、解析対象となるシステム資産のプロジェクトへの取り込みやシステムの可視化、定義内容のQA、改修処理の支援といった機能を紹介しました。日高は、「単に生成AIでコードを再構築するだけでは不十分で、さまざまな実務上の課題まで含めて対応する必要がある。当社では、新システム向けのテストケース生成についても研究を進めており、ロジック変換だけで終わらない包括的なモダナイゼーション提供を目指している」と話しました。
続いて、当社のモダナイゼーションの実績を紹介。移行の相談が多い製品やアプリケーション移行の最新動向紹介に続いて、当社独自の資産分析・抽出ツールを用いたメインフレームからクラウドマイグレーションへの移行事例を解説しました。また、物流会社の事例では、既存システムを単純に置き換えるのではなく業務ノウハウや強みを活かしたクラウド化のため既存資産を詳細に分析して段階的に再構築、クラウド化だけでなくデータ分析・利活用できる基盤を実現したことを強調しました。
最後に、「なぜ今北米でレガシー移行なのか?」というテーマで、北米でのモダナイゼーションビジネスに触れました。レガシーシステム運用現場の課題を挙げた後、レガシーITに対する生成AIの活用について解説しました。資産棚卸、業務上必要な機能の洗い出しと資産の整理を経て移行方針を決定するプロセスの重要性を強調した日高は、生成AIが力を発揮するのは、整理された情報をもとに分析や変換、ドキュメント化を支援する場面だ、と話しました。「当社は、長年培ってきたナレッジと生成AIを組み合わせることで、モダナイゼーションに効率化だけでなく品質も両立させている。重要なのは、AIに任せるべき作業と人が責任を持つべき作業を適切に分担し、『AIで加速し、人が確からしさを担保する』アプローチによって、高速・高品質なモダナイゼーションを支援する」とまとめてセッションを終えました。
司会・進行担当者が、「当社の北米拠点は、プロジェクトマネジメントオフィス機能も担っており、お客様のIT部門をご支援する動きも活発化するものと期待している」と話し、本日のセミナーを終了しました。システムズでは、今回のような企業にとって関心の高いテーマで、定例セミナーや特別セミナーを主催しています。レガシーシステムからの脱却が課題となっている多くの企業の皆様のご参加をお待ちしております。
セミナープログラム
15:50
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16:00 |
Zoom入室開始 |
16:00
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16:05 |
オープニング(主催社挨拶 等) |
16:05
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16:35 |
セッション1/ コンセプト編
北米レガシーはなぜ止まるのか?
日本主導×AIで実現するモダナイゼーションモデル
講師:
株式会社システムズ
顧問 木滑 幹人 |
16:35
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16:55 |
セッション2 / 実践編
AIによる資産可視化とモダナイゼーションの具体的進め方
講師:
株式会社システムズ
北米担当 日高 也貴 |
16:55
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17:00 |
質疑応答/セミナークロージング |
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株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局 (システムズのホームページはこちら→)
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