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システムズのマイグレーションコラム

メインフレームが長く使われてきたわけ

2015.8.25

メインフレームとは

大型コンピュータの代表として利用されてきたメインフレームは、大きな組織で用いられる中央コンピュータとして、業務目的の遂行のため開発されてきました。大量のデータを強力に処理する能力を持ち、また複数の情報処理作業を並行して行うことが可能です。高い信頼性を保ったまま機能し続けられる性質も特徴的で、開発メーカーと保守契約を結んで長期に渡って運用されるケースも目立っています。

「汎用機」の呼び名の由来

メインフレームは汎用機とも呼ばれます。言葉の由来としては、商用計算や科学技術計算の専用機として使われていたコンピュータ機器に対して、マルチな情報処理を行うことを目的として開発されたという経緯があります。この汎用的なコンピュータが開発される前は、情報処理の目的別に専用アーキテクチャの設計が行われることが一般的でした。しかし、ソフトウェアの入れ替え次第で多種多様な作業に対応できるコンピュータが登場したことを契機として、業界では、このタイプの機器の開発が活発化します。その実用的な機能を高く評価され、メインフレーム(汎用機)は広く普及するようになりました。

メインフレームの使われ方

メインフレームは、中央コンピュータとしての性格を持ち、ネットワークを通じて端末と接続して利用されます。大きな組織の基幹業務に使われることが多いほか、多くの行政機関でも導入され、行政サービスなどの用途で活躍しています。また、銀行など金融機関の業務を担うコンピュータとしても重要な存在で、日々の膨大な金融業務を処理しています。このほか、大手小売チェーンのPOSやデータサーバーなどの情報処理用途としても利用されます。製造会社の製品や部品管理、交通機関での管制やあるいは座席の予約業務などでも活躍するなど、膨大なデータを大量に処理することができる大型コンピュータならではの利用方法が見られます。

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